トップメッセージ

ご挨拶

代表取締役社長
岡田博和

平素は格別のご支援、ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

経営理念“クォーター・リード”

 私どもTOWAは、半導体製造において主に樹脂によって半導体チップを保護する工程を担う半導体モールディング装置・金型の世界シェアNo.1の企業です。
 当社は、超精密金型という世界に冠たるコア技術を持ち、マルチプランジャー/コンプレッションといったモールドプロセスの開発、モールドの後工程であるシンギュレーションプロセスの開発、またそれらにかかわる自動化技術の開発等数々の技術革新を成し遂げてまいりました。
 近年拡大を続けるAI(人工知能)・EV(電気自動車)や自動運転等は全て半導体により実現され、これらの市場は、今後もさらなる拡大が見込まれます。当社はその半導体組立分野におけるモールディングおよびシンギュレーション工程を常にリードしてきました。これはお客様の本当に求めるものを深く追求し、当社の経営理念である、「産業社会が最も求める『技術開発』を根幹に、クォーター・リードに徹した『新製品・新商品』の創成に向けて、果敢なる挑戦」を実行し、新たな市場を形成してきたからに他なりません。
 当社独自のコンプレッション技術は、樹脂流動がない圧縮成形で積層化やモジュール化が進む半導体メモリや生成AI用半導体など、技術的難易度が高まる最先端半導体パッケージに最適な技術です。また、樹脂の使用効率はほぼ100%で、お客様のコスト削減や環境にも配慮した技術となっています。このコンプレッション技術は2009年のリリース以来、他社の追随を許しておらず、当社独自の技術となっています。

“変革で世界の頂へ”

 当社は、2014年3月に掲げた長期ビジョン「TOWA10年ビジョン」の最終目標「売上高500億円、営業利益80億円」を2022年3月期に2年前倒しで達成しました。今後も当社がさらなる成長と企業価値の向上を目指し、世界において他社の追随を許さない唯一無二の企業となるため、2022年3月に“変革で世界の頂へ”をテーマに、10年後に売上高1,000億円、営業利益率25%を目指す、新たな長期ビジョン「TOWAビジョン2032」と、その達成に向けた第一次中期経営計画を発表いたしました。
 第一次中期経営計画は、“「世界の頂」への基盤強化”を行う期間と位置付け、新技術の開発や生産設備への投資に加えて、TOWAの技術を次世代へ伝承するための人財育成や、事業規模拡大に向けた人財の獲得を積極的に行います。そして、“TOWAが創り出すプロセスイノベーション”をテーマに、お客様に高い付加価値を実感して頂ける製品およびサービスを提供するとともに、SDGs・ESGへの取組みも積極的に行うことにより企業価値の向上を図り、株主をはじめとするステークホルダーの皆様のご満足を高めることを目指してまいります。株主・投資家の皆様には倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年1月

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